書籍・雑誌

2009年1月12日 (月)

『誓います』…100回泣くこと

L-I-P-Gさんの「100回泣くのに必要なこと」で知り、読んでみたいと思った本。

100回泣くこと 中村 航

100

人との出会い、大切な人との別れなどを通して、
日々の大切さを改めて感じさせてくれた作品。

純な何かが心に染み込んできて、一気に読んでしまう。

後悔先に立たず…当たり前の事だけど、日々忘れがち。
悔いないように何事にも一生懸命に立ち向かっていたいと思わせる。
 

よかったら、これ読んで見ない?と薦めたくなる本です。

いかがですか?
 

100回泣くこと (小学館文庫)  中村 航 (著) ¥ 480

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2008年12月14日 (日)

五木さんの人間の関係

先月読んでいた本です。

『人間の関係』五木寛之

Book200811

随分長い間、部屋の片隅に積んである本の山の中の一冊でした。

読んでみたいなと思い購入したものの単行本は持ち歩きづらく積んでおいてしまった。

単行本といっても中身はそれほどの文字数ではないのですが。

 

なかなか良かったです。もっと早く読んでいればよかった(笑)

Book200811b

ここは読み返した部分…「信頼とは、自分を賭けること」

確かに信頼とは本来こういう事なのだなと納得する。

そして信頼するという言葉を軽々しく使えないなーと感じました。

ちょっとでも興味をもたれた方は是非ご一読を。

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2008年9月 8日 (月)

心を強くする

最近読んだ本。

『「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方 』
田中ウルヴェ京 著

20080908

元オリンピックメダリストの実践コーピング指導の第一人者、田中ウルヴェ京。
1988年ソウルオリンピックのシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得し、
その後、長いアメリカ留学で心理学を学び、
現在はオリンピック選手・プロゴルファー・Jリーガー・ビジネスパーソンなどを
指導している一流メンタルトレーナー。

コーピングは、認知行動療法で使われる「感情をコントロールし、心を強くする」技術。

 Cope(対処する)+ing

感情のコントロールが上手くできないがために自分本来の力が出せない。
どれだけ本当はすごい能力があったとしても、現場でその力を発揮できなければ、意味がない。

 

コーピングの基本は、自分を知ること。

そして自分の感情の理由を知ること。

 

読みやすい本です。

読んでいると、自分が自分をつぶしているんだなーと思う。

ただ、コーピングの基本の基本にしか触れていない(紹介程度?)ので、
コーピングを身につけるにはもっと詳しく書かれたものを読む必要があります。

時々パラパラめくって、目に入った部分を読む事を繰り返しても、
きっと都度何かを気付かせてくれるように思います。

 

でもなかなか容易な事ではないですよね、自分の感情のコントロールって。

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2008年6月24日 (火)

NTTの自縛

先月読んでいた本です『NTTの自縛』。

NGNのサービスを開始しようとするNTTグループ。

グループの内側を取材して、本来の姿を伝えようとしている。

Ntt

伝えようとしている事は分かるし、想像もついていた事。

電電公社の頃とそうそう変わらない内部の考え方。

未だに電話交換機の時代と代わり映えがしない。

時代にマッチしないNTT法の制約の元、活動せざるを得ないNTTグループという一面もある。

しかし、自ら大きく変わろうともしていない。
 

そんな内容はまあ良いのだが、表現を変えても同じ内容の繰り返しに近い。

もう一工夫、二工夫欲しいと感じた。

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2008年4月 1日 (火)

春は読書?

最近読書のスピードが落ちてしまった。

その割にネットを通してクリックひとつで本が買えるためか、ついつい衝動買いをして本が積み上がっていく。

次は何を読もうか…、積まれている本から読む本を探す事になる。

こんな本達をうまく整理できる方法はないものだろうかと思っていたら、あるものですねー

読書状況などを管理するサイト。

試しに二つ使い始めてみたけど、それ以外にもいくつもありそう。

Stack Stock Books

Bookboard.jp

ブクログ

Myほんつな

とりあえず読みかけの本、まだ未読の山の本を登録してみている。

こうやって登録してみると、まだ読んでいない本がかなりあることに気付く。

最近のペースでは半年以上かかるぞ、読み終えるのに(苦笑)

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2008年1月10日 (木)

冬休みの一冊

昨日あたりから身体が急に熱くなったり、悪寒がしたりと変だなーと思っていたが、
今日もそんな状態が続いた。

風邪の前兆か?と残業を適当に切り上げ帰宅しました。

食後にパブロンSゴールドを3錠しっかり飲み、
あとは風呂に入って温まり、しっかり寝るだけである。

さて今日はこの冬休みに読んだ本「ザ・外資」

20080110book
 

アイデアの横取りや、リベートの横行――東邦長期信用銀行から、
外資系金融機関に転職した西田健雄は、信じられない不正の数々を目の当たりにする。
そして、不良債権にまみれて朽ちた東長銀を、その骨の髄までしゃぶろうとする
ハイエナ・ファンドの血に飢えた欲望!日本経済を蹂躙した「外資」という名の
強大な力の正体に迫った、衝撃の問題作!

 
日本を食い物にする外資。
血税を外資に吸い取られる悔しさ。

前半は企業小説らしく先を知りたく読み急いだが、後半はそんな悔しさからペースダウン。主人公にもまったり感もが出てきていたし。

ちょっと惜しかった一冊でした。

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2007年10月 9日 (火)

なぜか好かれる人のしたたか会話術

先日読んだ本です。

『なぜか好かれる人のしたたか会話術』
吉野 真由美

20071008book_2 

人と人とのコミュニケーションというやつは難しい。
会話であれ、メールであれ、とても難しいけどコミュニケーションなしでは生きていけない。
また仕事上は尚更気を遣う。

自分の何気ない一言が相手を傷付けたり、思ったように伝えられなかったり。
また他人からの一言がやたら嬉しかったりもする。
そんな一言が自然に言えるようになりたいもの。

この本では職場での人間関係を始め、営業現場での実践場面、会議ではゴリ押しせずに人を動かしたり、自分が嫌われる事無く自説を通したり…。

働く上でのいろいろな場面を想定して見開き2頁の構成で紹介されている。
 

営業面が中心になっている部分もあり、結構強引なやり方なのではという部分もあるように思います。

個人的にはちょっと首を傾げたくなるような部分もあったが、概ね参考になりました。
 

公私ともにコミュニケーションに関しては個人的にいろいろとあり、良い時期に出逢えた本の一冊です。

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2007年9月28日 (金)

1日30分

最近読んだ本です。

「1日30分」を続けなさい!
人生勝利の勉強法55

古市幸雄 (著)

20070928book_2

従来の勉強本に足りない「具体的な勉強法」を挙げています。

・テレビを毎日2時間見ると1年間で2カ月分浪費する

・例え三日坊主でも、それを50回繰り返せば、年間150日分の勉強になる

・30分勉強して15分休憩するという1セットを基本としろ

・自己投資をすれば必ず数年後にリターンとして返ってくる

・勉強中は孤独なもの。孤独に耐えるには、勉強する目的をきちんと設定する

…などなど。

何度か同じ内容が繰り返し出てくるのが気になったが、それだけ重要な事なのだろう思いながら読んだ。

さらっと読めて、それなりになるほど~と思える部分もあり、まずまずの内容だと思います。

1日少しでも勉強の時間を作ろうと心がけるようになれました。
もちろん、実行に移しました。
まだ3日目ですが(笑)

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2007年9月17日 (月)

犬と私の10の約束

最近話題になっている本「犬と私の10の約束」を読みました。

20070917_book

元になっているのは「犬の十戒(The Ten Commandments)」

既にご存じの方も多いと思いますが、一応ご紹介。
 

The Ten Commandments

犬の十戒

1. My life is likely to last ten to fifteen years.
Any separation from you will painful for me.
Remember that before you buy me.

私の寿命は、10年。長ければ15年。
何があっても最後まで、あなたのそばにおいてもらえますか。
私を飼う前に、どうかそのことをよく考えてください。

2. Give me time to understand what you want of me

あなたが私に望んでいることを、ちゃんと分かるようになるまで
少し時間をください。

3. Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.

私を信頼して下さい......それが何より嬉しいのです。

4. Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.
You have your work your entertainment and your friends.
I have only you.

私のことをずっと叱り続けたり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
あなたには仕事や楽しみもあるし、友達もいるけれど
私には....あなたしかいないのです。

5. Talk to me sometimes.
Even if I don't understand your words,
I understand your voice when it's speaking to me.

時には私に話しかけて下さい。
たとえ、あなたの話す言葉はわからなくても、
あなたの声を聞けば、私に何を言ってくれているのか、分かるのです。

6. Be aware that however you treat me, I'll never forget it.

私のことをいつもどんな風に扱っているか、考えてみてください。
あなたがしてくれたことを、私は決して忘れません。

7. Remember before you hit me that l have teeth
that could easily crushthe bones of your hand
but that I choose not to bite you.

私を叩く前に思い出して下さい。
私には、あなたの手の骨など簡単に噛み砕ける歯があるけれど、
決してあなたを噛まないようにしているということを。

8. Before you scold me for being uncooperative obstinate or lazy,
ask yourself if something might be bothering me.
Perhaps I'm not getting the right food
or I've been out in the sun too long
or my heart is getting
old and weak.

言うことをきかないとか、手におえないとか、怠け者だと叱る前に
そうさせてしまった原因が無かったか、思い起こしてください。
ちゃんとした食事をさせてもらっていたでしょうか
太陽が照りつけている中に、長い間放っておかれたことはなかったでしょうか
老いた私の心臓が弱っているせいで、動けないのかもしれません。

9. Take care of me when I get old ; you, too, will grow old

私が年老いても、どうか世話をして下さい。
私達はお互いに、同じように歳をとるのです。

10. Go with me on difficult journeys.
Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence."
Everything is easier for me if you are there.
Remember I love you.

最期のお別れの時には、どうか私のそばにいてください。
「つらくて見ていられない」とか「立ち会いたくない」とか
そんなこと、言わないでほしい。
あなたがそばにいてくれるなら、
私は、どんなことも安らかに受け入れます。

そして、どうか忘れないで。
私がいつまでも
あなたを愛していることを。

Author Unknown

作者不詳
(訳:りんぽぽ&しゃおらん)

http://somalism.net/tencommandments.html
 

私は犬は大好きですが、まだ飼ったことはありません。

それでも十分心に入って来ていたこの十戒。

それを更に分かりやすく伝えてくれるのが、この本(物語)ではないかと思います。

それほど長いものでもない事もあり、一晩で一気に読みました。

最後の「虹の橋」では…(略)
 

まだお読みで無い方で十戒を読んで何かを感じられたら、是非読んでみて下さい。

ストーリー自体は何のことはないのかもしれませんが。
 

犬を対象にしていますが、ペットだけでなく人に対しても同じように思います。

大切にしている人をいつまでも大切にしていきたい…そんな事も思いました。

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2007年7月10日 (火)

心の鍵

友人が読むはずだった本をパラパラめくっていうるちに読み始めてしまった本、『心の鍵』。

Book0708

短大に通っているごくごく普通の女の子である「めぐみ」。

友人チナツに誘われちょっとした好奇心から風俗の世界に入り込んでしまった。

他には話せないまま二重の生活を送り続けるはめに。

徐々に彼女が変わっていく様子が分かる。
 

彼氏に対する感情も少しずつ変わり、心のすれ違いも出始める。

そんな時、めぐみは友人チナツからある誘いを受ける。

このチナツの誘いがめぐみにとって運命的な出会いを生むことになった。
 

お金と愛と暴力。そして何物にも変えられない友情、などなど。

いろいろな経験をするめぐみ。

得たものもあったが、失ったものも大きかったようだ。

踏み込んではいけない世界に入り込み、

また異常な愛をうけながら、まさに日々さ迷い続ける。
 

来る日も来る日も葛藤の連続。

しかし、めぐみは幸せを探し求め、さらにさ迷い続ける。
 

読んでいて時々苦しくなる。なんとかして逃れ出したくなる。

実話を元に描かれケータイ小説でかなり反響があったらしいこの『心の鍵』。

個人的にはなんとも批評しがたい作品だった。

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2007年6月19日 (火)

その時は彼によろしく

今日は昨日の体調と打って変わって、ほぼ絶好調。

やる気満々でオフィスに向かって仕事を始めたのだが、
仕事はお昼前あたりからトラブルが重なり、昼間は憂鬱な時間をすごした(笑)

しかしまあ、なんでここまでひどいのかと呆れるような事もあった。

体調が良かったのが救いだった。
 

さて今日も本のご紹介。

友人に貸そうと引っ張り出してきたのだが、なんとなく懐かしくなり、
あの世界に再び浸りたくなっていつの間にか読み始めていたこの本。

「その時は彼によろしく」市川拓司
20070619book

最近映画化されて、このタイトルは多くの方がご存じかと思います。

以前「いまあい」を読んであの世界にどっぷり浸かり、
そして市川拓司さんの作品をもっと読みたいと思い買い求めて読んだ本。

ちょっと不思議な世界に引っ張り込んでくれる市川さん。

「いまあい」に続きこの2冊目も大好きな作品でした。

久しぶりに読んでみて、あの独特の切なさが甦りました。

あーなんともいえないあの独特の心地よい世界。

もっと読みたくなってきた…

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2007年6月14日 (木)

大人のためのクラシック

最近コンサートに出かけていないなと思っていた時に見かけた雑誌。

「男の隠れ家」7月号
今号の特集は「大人のためのクラシック」

20070611_book

のだめ効果かクラシックブームがまだまだ続いている。

自分の場合は高校生の頃、音楽の先生の影響でバロック音楽というものを良く聴くようになり、それをきっかけにFMでクラシックを耳にするようになった。

学生から社会人なりたての頃の目覚ましはFMのクラシック番組だった。
 

さてこの雑誌の特集ですが、クラシックとは?という基本的な部分から、自分の好みの曲を見つけ、演奏自体の面白さを知り、そして興味をもたせてコンサートへ出かけて行きましょうという流れになっている。

確かに読んでいくと、知らない事を教えてもらい、そしていろいろと興味をもち始める。

代表的なコンサート会場の紹介などもあり、行ってみたくもなる。

まだざっとしか目を通していないが、じっくり読み、今までなんとなくBGMのように聴いてきたクラシックを自分で的を絞って聴いてみようかと思う。
そして、もちろんコンサートへも出かけて行きたい。

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2007年6月13日 (水)

自分の小さな「箱」

今から思えば読んだ時期が悪かったのかもしれない。

「分かってるよ…」と何度も思いながら読み続けた本。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

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人間関係におけるトラブルの全ては、自分自身への裏切りである「自己欺瞞」に陥っていることに原因があるとする。

物語仕立てで比較的読みやすい本ではあった。

しかし、わざとらしいストーリーだと感じてしまう。
そんな事、分かっているよーと感じてしまう。

なんだかひねくれた捉え方をしてしまっていたかと、今になって思うが。

まあ、疲れている時には読まない方が無難かと(笑)

言いたいことは分かるんですよ。

確かにそうなのだけど、そうは分かっていてもなかなか直せないのだ。

これを読んで直せてしまうぐらいなら世話ないぜ。

おっと、またひねくれた。

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2007年5月29日 (火)

100万回の言い訳

今日は何曜日だっけ…?と現実を忘れられるような時間。
そんな時間を少しでも多く持ちたいものだ。

いきなりこんな事を言い出して変だよな…(笑)
今日はちょっとそんな時間がありリフレッシュできたので。
 

さて、今日は久しぶりに本の話題。

今月読んだ本「100万回の言い訳」(唯川 恵)

Book_one_million

風邪をひいて休んだ日に読み始め、途中からのめり込み最後は一気に読んだ。

知り合って、恋人になって、結婚して…。
そこまでたどり着いたがその先は?

子供でも作れば変わるかと思い、そんな話を夫にしてみるが、ひょんな事から別居生活が始まり、一人の自由を改めて感じ、そして一人の人間として意志を持ち、まるで生き返ったような男女のそれぞれの生活。

自由になり選択肢は増えたが結婚しているという制約もある。
そんな中でいろいろな事を決めきれない自分がいる。

結婚って何だろう?夫婦って何だろう?と考えてしまう。
 

そして、まだまだ話は途中で終わってしまったこの小説の先を読み続けたい、先を知りたい。

そんな気持ちのまま終わってしまった本。
それだけ良かった…のだと思う。

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2007年2月12日 (月)

エキスペリエンツ7

久しぶりに500ページを超える、ぶ厚い小説を読みました。

エキスペリエンツ7 団塊の7人
堺屋 太一 (著)
単行本: 544ページ
出版社: 日本経済新聞社 (2005/7/16)

「団塊」の名づけ親である著者が団塊世代を主人公に描いた小説。

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早期退職を勧められていた銀行員、坂本龍生の元に、高校時代の同級生、木戸ここ路が突然訪れた。ここ路が経営するそば店のある「梅之園ハッピー通り」商店街が衰退のため消滅の危機に迫られていたのだ。

坂本は三十四年間銀行に勤めた経験を商店街再生に生かせないかと考える。坂本の呼びかけに応じて、建築家やイベントのプロ、元商社マン、NPO代表など、知識と経験溢れる七人の団塊たち(エキスペリエンツ)が立ち上がった。「高齢者が歩いて暮らせる街を造る」という同じ夢を求めて――。
 

日本中あちこちにありそうな、ごくごくありふれた商店街を舞台にとても夢があり、またちょっぴり野心も感じ、ワクワクしながら読み続けることができた。

世代はちょっと違うけど、自分たちの経験を生かしてなんとかこの商店街を再生させたいというボランティア精神に共感を覚え、そして集まってきた7人の奮闘振りにエールを送り続けた。

主人公坂本の自宅での様子や家族はほとんど出てこないが、こんなシーンがあった。

「あなた、そんな格好で居眠りしてないで、朝ご飯食べて、ちゃんと寝なさい」
妻の声で坂本は目を覚ました。パソコンの前に座ったままで居眠りをしていたのだ。
「うん、そうする。有り難う」
坂本はパソコンの電源を切って食卓の前に座った。
そこには厚めのハムエッグとバタートースト、野菜サラダ、トマトジュースが並んでいる。今日は土曜日、時刻は七時半、娘も息子もまだ寝ている。和代はいつもより早めに豪華な朝食を作ってくれたのだ。
「悪いな、稼ぎもしないでこんなの作らせて」
坂本は目を瞬きながらそういった。
「いいわよ、一生に一度ぐらい坂本龍馬を気取ってみるのも……」
和代はおかしそうにいった。どうやらパソコンを覗いたらしい。
「失敗したら、コンビニのレジで時給八〇〇円で働けばいいんだから、でも死なないでよ、龍馬になりすぎて」
「そうか、和代がそう言ってくれるか……」
坂本は大きく頷いてトーストを飲み込んだ。そして自分に言い聞かせるように呟いた。
「必ず島津を口説き落としてみせるぞ」

銀行を定年退職して、失業保険の給付期間も終わりが見えて来ている時期。
高校時代の同級生(異性)に相談され、家族にも話さず始めた商店街再生計画。

退職後、何をしていいるのかとも聞かず温かく見守る妻。
このやりとりで、夫としての主人公坂本がどのような人なのかが分かるような気がした。

ほどよく距離をおきながらも強い信頼関係を感じられる夫婦。
またそんな家庭があるから外で力を発揮することも出来るのだろう。

このシーンはとても微笑ましく、そして羨ましかった。
 

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2007年1月 6日 (土)

スアド

友人から話を聞き読んでみたいと思った本。

『生きながら火に焼かれて』 スアド

Photo_5

中東シスヨルダンの小さな村。
学校にも通わず、鞭で打たれながら奴隷のように働く17歳の少女スアド。

婚前交渉は家族の恥。名誉を汚せば死をもって罰される。
恋愛は死に値する行為と知りながらも恋する気持ちは止められなかった。

重度の火傷を負いながら、奇跡的に生き延びた著者が告発する衝撃の記録。
 

こんな世界が今の時代にもまだあるとは。
フィクションを読むかのような内容。
しかし、これは現実にあった事であり、また今も続けられている事。

そう思うとページをめくるスピードが落ちる。
次はどんな現実を突きつけられるのか…と。

しかし、ジャックリーヌという人との出会いからは一気に読んだ。
やっと受け入れられる内容となり、
また地獄から手助けをしてくれる人物の登場により明るさが見えて来たから。

ひあぶりにされるという酷い仕打ちはあったが、
皮肉にもそれにより人間として生きるチャンスに巡り逢える事ができたスアド。

幸せな結婚もでき、また結果的には3人の子供とも出逢えた。

しかし現代の話とは思えない。
なかなかその事実を受け入れられずに読み進んできた。

スアドが日本に来て居心地よく過ごすうちに、
一日一日と開放されていくように感じ、
今までかたくなに隠して来たものをなんの抵抗もなく髪をうしろでまとめ、
外に食事に出かけ、一生忘れられない大切な記念日を迎えられたという事が
日本人としてとても嬉しかった。

まだまだ知らない事はある。
しかし、こんな現実が今あるという事を知らずに来た。
知って良かった。
自分に何ができる訳ではないけど、知っておくべき事だと感じた。
 

何が「名誉の殺人」だ…。
つまらない見栄。いや見栄にもなりゃしない。

早く改められて欲しい。

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2006年11月 7日 (火)

俺が近所の公園でリフティングしていたら

今日は最近読んだ本の紹介。

俺が近所の公園でリフティングしていたら
矢田 容生
小学館 1,365円

20061107

高校サッカー部の樋口。
ある日、近所の公園でリフティングをしていたらサッカーが上手い
外国人の女の子二人組にからかわれる。
その内の一人が樋口の高校に転校してきた。彼女は日本人とアメリカ人のハーフ。
そんな出逢いからこの物語は始まった。

終始ワクワクドキドキ。
そして悲劇もあり多くの感動もある。
読みやすさもあるが、読み始めると止まらなくなる。

2ちゃんねるにて連載されていたものが加筆修正され書籍化されたもの。

サッカー好きの方には絶対お薦め!

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2006年6月 6日 (火)

「へんな会社」の作り方

久しぶりに、最近読んだ本から。

今回は、
『「へんな会社」の作り方』
-常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術-
株式会社はてな社長 近藤淳也 著

Book_1 

会社の作り方といよりも「はてな」では、どんな仕事のやり方をしているか
いう事が紹介されている。

「はてな」というと、「はてなダイアリー」という名称のブログぐらいしか知らなかった。

ミーティングを立って行うとか、進行管理システム「あしか」の事。
そして、情報公開や共有する必要性などから始まり、初めから完璧なものを
目指さず50%の完成度でサービスをスタートさせ、あとはユーザと共に
サービスを育てていくというやり方の紹介などなど。

進行管理システム「あしか」なんかは、きっと個人ではメモ書きなどして
やっている事だと思う。
それをもう少し広い範囲で目に見える形に発展させたものだと思う。

仕事をやる上で個人個人工夫している事は何かしらあるはず。
これを個人の工夫で終わらせず、同じ仕事に関わっている仲間で持ち寄って
仕事の効率化を考えてみるという事をやってみようかと思った。

この本を読んで「はてな」という会社自体にも興味を持った。

いろいろな仕事があり、いろいろな仕事のやり方、工夫があるわけだけど、
理論とかだけでなく、実際著者(社長)の身の回りでの事が具体的に
紹介されているので読みやすくは書かれていました。

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2006年3月 2日 (木)

ネットワークエンジニアの心得帳

先日、親会社の人から会って欲しい人がいるからとアポが入りました。

お相手はNTTデータの方でした。

売り込みなんだろうなーと思い、正直ちょっと面倒だとは思ったけど、

親会社からの話では断るわけにもいかず、時間を空けておきました。

そして今週その約束の日が来て会議室でお目にかかりました。

その方は松田次博さんでした。

セミナーとか「日経バイト」の記事などで目にしていたお名前。

そして昨年の暮れに、冬休みに読もうと購入した本。

その著者でもありました。

20060301

えー、この方だと知っていれば本を持って来てサインもらったのにー!と

思った私はミーハーでしょうか?

なかなか分かりやすく読みやすい記事や本だという印象を持っていました。

すごい人なんだろうなーと思っていましたが、お目にかかったらふつーの方でした(笑)

とても話しやすい方で良かった。

さすがにお忙しいそうで一時間弱の時間でしたが、いろいろとお話をお聞きできました。

そうかなー?と思うようなところもありましたが、いろいろな意見を聞けるのは良い機会です。

今後仕事で関係が持てたら良いなと思っています。

 

さて、今日は休みでもないのに一日自宅でした。

朝方、ある拠点でのネットワーク障害発生のメールがケータイに届いた。

時々発生していて、しばらくするといつも回復している拠点だったので、

またか?とあまり気にせずにいた。

しかし、家を出る時間になってもまだ回復の連絡がない。

気になり定時出社はあきらめ回線試験を依頼。
 

結局対応が終わったのは夕方5時頃。

朝の7時半から約10時間。

自宅でPCの前に釘付けの一日だった。

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2006年1月10日 (火)

ホメコトバ

1978年ワシントンDC生まれ。

幼少期から海外と日本を転々とし、合計11年間をワシントン、ジュネーヴ、ソウル、サンフランシスコ、サンチアゴで過ごす。

学習院初等科、学習院女子中等科卒業。
Convent of the Sacred Heart High School(サンフランシスコ)卒業。東京大学教養学部を卒業し、同大学院で学ぶ。

現在TOKYO FM『6 Sense』パーソナリティ、MUSIC ON!TV『ナンバーワンTV』レギュラー出演などに出演。

また、映画、音楽、マンガの批評も手がける。

そんな七尾藍佳さんが書いた本「ホメコトバ」

20060110

こんな経歴なので堅めの文章なのかと思うと全く違った。

転々として苦労もあり、またいろいろな人との出会いもあり、いろいろな経験をして来たのでしょう。

その上、持ち合わせた語学力をフルに活かして、とっても分かりやすく軽く話しかけてくれる感じで言葉が目に入ってくる。

ちょっと素敵な女友達との会話のような雰囲気かな。

この本を読み始めてからは毎朝TOKYO FM『6 Sense』を聴くようになった。

そして時々ブログも覗いています。

http://nanaoaika.com/

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2006年1月 6日 (金)

何気ない言葉全てに愛が宿っている

雨の季節になったらママは必ず戻ってくる。

小学一年生の佑司は病気で一年前に死んだ母が残していった言葉をずっと信じていた。

父も有り得ないと分かっていながら、つい空模様を気にする。

そして、梅雨に入ると、本当に母である澪が姿を現したのだった…

20060106

友に貸そうと思って本箱から取り出しておいてそのまま休みに入り、休み中になんとなくパラパラと読み返していたこの本。

かなり話題となり一昨年映画化され、昨年はドラマ化もされた「いま、会いにゆきます」(通称:いまあい)

映画で父役と母役だった中村獅童と竹内結子が、その後ホントに結婚してしまうという落ちまで付いた。

原作が良かっただけに映画を観るのが恐くてまだ観ることができていない。

ドラマはたまに観ていたけど、やはり原作には勝てず。

この作品の中で俺がとても好きな部分がある…
 

「いってらっしゃい、巧」

 愛しているって言われても、これほど胸が苦しくなることは無かっただろう。

 涙が出そうになった。

 きっと、1000回も繰り返された言葉だったからだ。毎朝、彼女はこの言葉でぼくを送り出してくれていた。この言葉はぼくらの結婚生活そのものを語っていた。

「いってきます」

 愛を込めて、ぼくは言った。

「おはよう」とか「おやすみ」とか「おいしいね」とか「大丈夫?」とか「ちゃんと眠れた?」とか「こっちに来て」とか、そんな何気ない言葉全てに愛が宿っている。

 それが夫婦なんだと、ぼくは思った。

 あの時は気づかなかったけど。

 
「何気ない言葉全てに愛が宿っている」

ごくごく自然な事なのだ。

大切な人を常に思いやる気持ち。これが愛というもの。

言葉全てに愛が宿る…そんな言葉を交わして、いつも愛を感じさせていたいし、また感じていたいもの。

こんな愛がベースにあれば何も怖い物無し。

 

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2006年1月 4日 (水)

優駿/宮本輝

今日も寒い一日だった。

青空は時々見えたけどほぼ曇り空。

一週間の休みも終わり明日は仕事始めだ。
 

今日は先日読んだ本、宮本輝の代表作の一つ?「優駿」について。

20060104

吉川英治賞受賞した作品でタイトルのとおり競馬が題材となっています。

北海道の小さな牧場で生まれ、「オラシオン」(祈り)と名付けられたサラブレットを中心に、それに関わる生産者、馬主、調教師、騎手など色々な登場人物の人間模様に、読んでいくうちに引き込まれいた。

それぞれがそれぞれの想いを「オラシオン」に託し、その活躍を見守り続けていく様。

サラブレットを育て調教しレースで勝たせて賞金を稼ぐ「競馬」。

馬という生き物なだけに単なるビジネスともまた違った感覚であり、また多くの人が関わり色々な想いも込められる。

読んでいてリスクが高いが何か大きな夢も感じられた。
 

この物語には主人公は存在しなかったように思う。

オラシオンを取り巻く登場人物一人一人が主人公のように感じた物語だった。

ちょっと長いけど飽きずに読めた。

いろいろな人の話が進んでいたので、その先がどうなったのか知りたいなと思う人達がいた。

こういう話って終わり方が難しいな…

映画化もされているらしいので観たいなと思ったが、配役を見てれそれはないだろーと感じ映画はパスする事にした。

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2005年11月21日 (月)

しぶちん

友人に借りて読んだ本。

20051121 「しぶちん/山崎豊子」
5作品が収められた短編集
・船場狂い
・死亡記事
・持参金
・しぶちん
・遺留品

 

まず初めの「船場狂い」でかなり時間をかけてしまった。
普段読み慣れている小説と違い、このペースで5作品読み切れるのかとかなり不安だった。

しかし読み進めていくと徐々に慣れてきた。

次は「死亡記事」
これはまた違って読みやすかった。そして結局この5作品中では一番好きな作品になった。

3つ目は「持参金」…
これはゾッとする結末。
思い出したくもないので、次~!

次はこの本のタイトルにも使われている「しぶちん」
こういう生き方もあるのだろうけど、どうも…
気前の良いところもあるのだけど、しぶちん。
なんか小さくまとまってしまいそう。

最後は「遺留品」
これも読み易かった。
そして最後のオチには参りました。そしてホッとしました。
「死亡記事」の次に好きな作品です。

久しぶりに文学と呼べるような(?)小説を読みました。

この本が出版されたのが昭和34年2月との事…(^_^;)

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